石持浅海/八月の魔法使い 石持浅海さんの「八月の魔法使い」読み終わりました!内容は、危険だ。関わりあいになるのはあまりにも危険だ。でも、恋人からのSOSに応えないわけにはいかない。入社7年目の若きサラリーマン、経営陣を揺るがす“あってはいけない文書”の謎に挑む!役員会議室と総務部で同時に提示された“工場事故報告書”が、混乱を引き起こす!これはいったい何だ?たまたま総務部に居合わせた草食系サラリーマンは、役員会議室で事件に巻き込まれた恋人を救えるのか。凄い面白かった!!!スカッとする本だったよ。他の作者さんを引き合いに出すのは良くないかもしれないけど、私は伊坂幸太郎さんが大好きで、伊坂さんの作品にはパズルのようにぱちっとハマり読後が爽快!ってイメージがあるんだけど、八月の魔法使いも読後というか、答えが出た瞬間が凄い気持ちよくて肌がザワザワしました><!最初の方は中だるみするかなーっと思ったけど、全然そんな事ない。中間から後半への答えへ近づく会話のスピードが次々に読んじゃう!役員の社長の席を狙っての足の引っ張り合い。会議室ではないけど、元カミソリと呼ばれた退職間近の社員と入社七年目の社員との探り合い。主人公である入社七年目の拓真さんの心情を書いたので、「拓真の攻撃本能が、舌なめずりをした」ってのがあるんだけど、読んでる私としては凄い興奮した!だいぶ熱を持った話なのに冷ます事なく、より焚き付ける!熱くなりました!このスカッとなるのを是非沢山の人にも体験して欲しいです。個性のある登場人物に隠し持ったカリスマを感じさせる人物、引っ張る人、見つめる人、色んな人間模様に引きづり合い。一度読んでみてください。今まで、石持浅海さんの作品は短編ぐらいしか読んだ事なかったんだけど、長編も素敵でした!いや、長編の方が素敵かも◎ますます、好きになって行きます^^!次に読む本にも期待、大っ! PR