米澤穂信/ボトルネック 米澤穂信さんの「ボトルネック」を読みました!単行本の表紙文庫本の表紙内容は、恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。―はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎えられた。どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。パラレルワールドの差を見てしまう話だね。学生時代の拭いきれない鬱々とした気分がよく表現されてるように感じる◎状況、環境、タイミングが同じだったはずなのに、突っかかりが違うだけで世界は変わってく。しかも、一方は自分の生活する上手くいかない窮屈な世界、投げ出したいと思ってたり。もう一方は自分の存在しなかった世界、自分の変わりに姉が居て、駄目な部分もあるのに上手く言ってるように見える(実際、姉の状況の方が私的にも良いと思う)読みやすさで言うと、私はちょっとわかりずらかったけど、コレがデビュー作だと思うとすごいと思う!他の作品みたいに切れが良いとは言えないけど。青春ミステリーって書いてあるけど、そこまでミステリーっぽくないかも。しかも、後書きに書いてあったけど、このネタを中学のときから考えてた(?)みたいな事が書いてあったの。すすす、すごい!私の中学時代って何よw PR