伊藤たかみ/カンランシャ 伊藤たかみさんの「カンランシャ」よんだよ!表紙内容は、夫婦でいるとか、恋人でいるとかって、本当はどういうことなんだろうな。不動産会社に勤める瀬尾隆一は、大学時代からの先輩・蛭間直樹の妻・いずみのことが気になっている。いずみから直樹が浮気をしているのではないか、と相談を受けたのがきっかけだった。自身の妻・信子とは2年前から別居中で、すでに愛情は枯れてしまっている。次第に距離を縮めてゆく二人だが、失うには大きいものが多く、なかなか踏み込めない。そんな関係が煮詰まってきたある日、直樹が病院に運ばれた伊藤さんのは、「ぎぶそん」ぐらいしか読んだ事無かった。ずっと、青春系の話を書いてる人だと思い込んでいたんだけど、この本読んで、大人や〜って思いました(笑)。なんか、話の中でグッと来た部分を紹介します。「指がすうっとネクタイをなぞった。ふと、いずみがそうしたような気がした。その途端、恋が溢れてしまったのだ」普通だけど、話の中の流れで、この行がスゴく輝いてて、素敵美感じたのです^^! PR