伊吹有喜/四十九日のレシピ 伊吹有喜さんの「四十九日のレシピ」を読み終わったよ〜!単行本の表紙。文庫本の表紙。内容は、熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。この本、とても温かかったよ。最初は母親が亡くなって気持ちが沈んでるお父さんのところに、離婚手前の娘が帰ってきたり、金髪の日焼け少女が「亡くなったお母さんに頼まれた」といって家にきたり。着地点も分からないまま、でも、家族が心が動かされて前を向いて、お母さんのお願い(四十九日で魂を送り出すのでなく”宴会”をやって欲しい)のために動き出す。知らない女の子に対して不信一杯なのに、亡くなったお母さん(乙美さん/乙母)が残したレシピで作られたラーメンを女の子が作ってくれて、食べた時に「お母さんの味」って思えたり。レシピって言うけど、ご飯だけじゃない。お母さんが残してくれた生活に役立つもの、そんで、レシピで繋がった温かい関係。お父さんと乙美さんの出会いの話も良いです^^!「アツアツ肉まんの君!」スゴく微笑ましく、乙美さんが可愛らしく感じました><!(読んだ人にしか分からないですが/笑)最後の宴会での出来事も温かい、幸せな話でした◎四十九日、NHKでドラマもやってたみたいです。ちなみにキャストはこちらイモちゃん(井本)が一番好きな私としては、もっと、化粧けばけばの金髪な女の子が理想でした〜!ハルミも原作のイメージとは違ったなー。あと、以下軽いネタバレあるので、ご注意。***この本、スゴく温かかったけど、個人的に一番キュンッとなったのは(嬉しくないタイプのキュンです。苦しく締め付けられるキュン)、離婚手前の旦那さんに会いに行って、その愛人に会っちゃって、愛人の連れ後の子供を実家に連れてって、「アメリカンドック」を振る舞ったんだけど、事情で食べれなくって「人の子にアメリカンドックは食べさせちゃいけないんだ・・・」みたいな事を娘さんが言うのが、スゴくキューンとしちゃった><!事情っていうか、愛人が実家に乗り込んできて子供連れて行っちゃったから何だけどさ。スゴい寂しくなった。あと、キュンとした(嬉しいタイプ)のは、お揃いのシマシマTをきるところかな!良いね、たまらんかったよ! PR