石持浅海/月の扉 石持浅海さんの「月の扉」を読み終わったよ。単行本の表紙。文庫本の表紙。内容は、沖縄・那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。犯行グループ3人の要求は、那覇警察署に留置されている彼らの「師匠」を空港まで「連れてくること」。ところが、機内のトイレで乗客の一人が死体となって発見され、事態は一変―。極限の閉鎖状況で、スリリングな犯人探しが始まる。各種ランキングで上位を占めた超話題作が、ついに文庫化。んー。昨年から石持さんの作品を何冊か読んでるけど、コレは初めてしっくりこなかったかも^^;なんだろう、期待し過ぎたかな〜?話としては面白いです。でも、今まで読んだ奴の中で読後の感じが違う。石持さんの本って、出てくるキャラが切れ者で、スマートでなのに、ねちっこくない。頭の良さを鼻にかけるような人が出てこないのも石持さんって。んで、読んだ後、サッパリかんきつ系を食べたようなでも皮をむくのが大変でちょっと疲れるハッサクみたいなイメージなの、私の中で。そこに、ちょっとクスッとしたり、温かくなったりって色々な気持ちが混ざってくるんだけど、この本は事実をただ読んだだけって感じ。感情移入とか出来なかったからかも;でも、読みやすくはあった。作中に出てくる「座間味」くんのキャラは良かった。座間味くんは「心臓と左手」って作品にも出てくるらしいので、そちらもチェックしたいと思います。好きな作家でも、なんだか気に入らない作品ってあるよね;時間をおいて、またチャレンジしてみたいと思います! PR