恋愛アンソロジー/I LOVE YOU 恋愛アンソロジーの「I LOVE YOU」を読み終わったよ。文庫/単行本の表紙内容は、愛してる、って言葉だけじゃ足りない(オール書下ろし)恋愛には物語がある。初めて異性を意識しはじめたとき、相手とのあいだに微妙な距離感を感じたとき、初恋の同級生との再会を果たしたとき、そして別れを予感したとき…。さまざまな断片から生まれるストーリーを、現在もっとも注目を集める男性作家たちが紡ぐ、至高の恋愛アンソロジー。執筆の作家さんは、伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本多孝好それぞれの内容を語ってたらネタバラシしてしまいそうなので、だらっと、感想を書いておきます。(あまり意味は無い)伊坂幸太郎/透明のポーラベア居なくなった姉の彼氏たちとの小さな出会いが一日に集結。心温まる感じだった。姉の性格がスゴく好きだった。シロクマの凶暴性さえ愛おしい(アザラシを食いちぎって血まみれのクマも可愛いとさえ/笑)、シロクマのために暖房を付けないっと言いながら呆気なく信念をねじ曲げたり。失恋すると何処かへ旅行へ言ってしまったり。まぁ、そのまま帰ってこないのは実に迷惑だけど!石田衣良/魔法のボタン石田さんの作品ってあんまり読まないんだけど、謎の格好良いオーラを放っているようにいつも感じる。嘘くさいとまでは言わないけど、鼻につく感じ。でも、テレビやエッセイで見る彼そのもののように思ってしっくりしてしまう。さして、知らないくせに(苦笑)市川拓司/卒業写真市川さんの話を初めて読んだ。流行り物は読まない臆病な性k・・・・いえ、ひねくれ者なので。昔の好きだった人の話で、全く尖ってない。中学卒業ぶりに会った人との会話で、思い出しながらだからなのかもしれないけど、ぼんやりと柔らかだった。優し過ぎて癖が無い。中田永一/百瀬、こっちを向いてこれね、全ては最後に持ってかれるね!学生の時から微妙に何かあるな・・・っと思ってても、最後にハッとした。ずるいよ、市川さんのとは違って油断すると刺されちゃいました!って。中村航/突き抜けろ週三回電話を交互にかけて、終末に順番に彼氏か彼女が提案した場所にデートに行く変な恋愛してる。好きだから何時電話がかかってくるのかわからないのは嫌だから日にちを決めましょうって潔いと言うか・・・(笑)あと、同級生と変な先輩も良いキャラでした。久しぶりに中村さんの本を色々読みたくなりました◎本多孝好/Sidewalk Talkこの本の中では一番大人な話だった。他は若い男女だけど、この話の男女は結婚し、離婚をしようとしてる。彼らの出会いの話が良かったです。これは既に結婚してる人に読んでもらって感想を教えて欲しい、私では咀嚼しきれないと言うか大人だ(笑) PR