野島伸司/スヌスムムリクの恋人 野島伸司さんの「スヌスムムリクの恋人」を読み終わりました。単行本の表紙。文庫本の表紙。内容は、愛する人を救うために、自分を殺せますか?親同士の縁で生まれたときからずっと一緒だった四人の男子。そのうちの一人の心は、女の子のものだった--。今年最大の話題作「薔薇のない花屋」を手がけたヒットメーカーが、描くことを切望した至高の愛のかたち。内容説明はいつもアマゾンさんからコピってくるんだけど、もう少し説明が欲しい感じ。これは、父親が大学のラグビー部の仲良し4人で、同じ時期に結婚し、家も四角く四つ同じ間取りのものを契約し、子供も同時期に一人ずつ。それで産まれた4人の子供のうち一人が心と身体の不一致(性同一性)で残り三人の子供も、その事に悩み、奮闘する話です。幼馴染みが性同一性。それを、それぞれに正面から受け止めてる。あ、「スヌスムムリク」ってスナフキンの事です。漫画も発売されてるみたいで、読んだ事有る人はいっぱい居るのかな?作画のタアモって、割と人気な少女漫画家だと記憶してるので。表紙コレね。 個人的に、この内容とこのイラスト(漫画)が合ってるのか全くわからない。よく、この小説に漫画化して読んでもらうって企画が通ったよね。私が思う以上にセクシャルマイノリティってのは一般的なテーマになって来ているのかな?(たとえ注目されててもソレを受け入れる体勢では全然ないんだろうけど・・・。)正直な感想としては、良い評価じゃないです。思う所が一杯あり過ぎて、言葉にできません。あと、読んでる途中で、性同一性のあり方や、解決法(?)を説明してるところがあって、その部分を読んだ時に変に冷静になってしまって、物語の中から蹴り上げられた感じで、ハッとなって後半が私は面白くありませんでした。解決法なんて言っても、完全な解決ではないし、今何処へ行っても完全な解決なんて無いし、周りから見たら異常と言われるような場所に居る。それを幼馴染みで、長い付き合いだからこそ受け入れる事が出来た子供たち(長く考えて来たから消化出来たんかな?)、読者は経過を断片的には見てるけど、受け入れ態勢になれってのも難しいと言うか・・・・。わからないです、ごめん。興味あるテーマなんだけど、自分の中で消化しきれてないから、噛み砕いて言えないや;;感想なしも選択出来たけど、中途半端に書いちゃった。ごめんなさい。しかし、作者の野島さん、「ひとつ屋根の下」のドラマなんか作ってた人なんだね。「薔薇のない花屋」はスマップの慎吾ちゃんがやってたやつだっけ?この本は伊坂幸太郎さん好きの本の交換会でメリナさんに交換してもらった奴です。読後の感想は微妙ですが、性同一性で色々考える事が出来ました。自分では絶対に手に取らない本だったので、ありがとう!内容的には手に取ったけど、単行本の表紙では手に取らないかも〜。たしか、神様のカルテのイラストレーターさん、この手のデザインに抵抗が・・・・。単にコレも食わず嫌いなんですが、出会えた事、嬉しいです◎ PR