石持浅海/水の迷宮

石持浅海さんの「水の迷宮」を読み終わりました！

単行本の表紙。


文庫本の表紙。


内容は、
三年前に不慮の死を遂げた水族館職員の命日に、事件は起きた。
羽田国際環境水族館に届いた一通のメールは、展示生物への攻撃を予告するものだった。
姿なき犯人の狙いは何か。そして、自衛策を講じる職員たちの努力を嘲笑うかのように、殺人事件が起きた。
すべての謎が解き明かされたとき、胸を打つ感動があなたを襲う。
ミステリー界の旗手が放つ奇跡の傑作。


タイトルにあるように水の中で走り回ってる感じでした。
気持ちとしてはバタバタとしてるんだけど、水面下では音もなく、表面に出さないで。
静かで、淡々としてました。
何冊か石持さんの本を読んでるけど、最終的に「え！？」っと思わぬ展開だけど、全体の雰囲気が静かなので、自分まで静かに驚く事が出来ませんでした。
「や、やられた〜！」っと感じるよりも、「それで？」と冷静を装って先を促すような。
もう、イメージでしか伝えれない＞＜！

でも、変わらずの石持浅海節でした！
問題に対し、色々な観点から崩して行く。一つ一つクリアして行くのは石持さんだなって思います。
そんでもって、大抵、嫌味のない賢いキャラが先頭きるって言う。
いや〜、石持節たまらないです！