道尾秀介/月と蟹 道尾秀介さんの「月と蟹」を読み終わったよ。単行本の表紙。内容は、「ヤドカミ様、僕の願いを叶えて」。行き場のない思いを込めた他愛ない儀式がやがて……。子供たちの切実な心が胸に迫る俊英の傑作!第144回直木賞受賞作品。アマゾンさんから内容をコピペしてるんだけど、少な!っと思ったので別の所から。小学生の慎一と春也は「ヤドカミ様」なる願い事遊びを考え出す。100円欲しい、いじめっ子をこらしめる――他愛ない儀式はいつしかより切実な願いへと変わり、子供たちのやり場のない「祈り」が周囲の大人に、そして彼ら自身に暗い刃を向ける……。注目度ナンバー1の著者による最新長篇小説。鎌倉の風や潮のにおいまで感じさせる瑞々しい筆致で描かれる、少年たちのひと夏が切なく胸に迫ります。ハッキリと言うと、ずっとモヤモヤします。小学生の少年少女だからこそ言い出せない部分や、抱えるものは分かるけど。正直、最後の30ページぐらいがグワッと来る。それまで絶えろ!我慢するんだ!って言いたい。何度読み終わりを望んだ事か・・・挫折もしかけました;;読んだ事による修行みたいな感覚でした(笑)感動や、解決と言ったゴールを求める人には不向きです。雰囲気的には、前に読んだ中村文則さんの「銃」と気持ち的に似てたかも。や、でも、銃は全く救いがなくもっと暗いですが。読んでて思い出したので、月と蟹を読んだあとに興味あったらどうぞ〜 PR