七尾与史/死亡フラグが立ちました! 七尾与史さんの「死亡フラグが立ちました!」を読み終わったよ〜。文庫本の表紙。内容は、”「死神」と呼ばれる殺し屋のターゲットになると、24時間以内に偶然の事故によって殺される”。特ダネを追うライター・陣内は、ある組長の死が、実は死神によるものだと聞く。事故として処理された彼の死を追ううちに、陣内は破天荒な天才投資家・本宮や、組長の仇討ちを誓うヤクザとともに、死神の正体に迫っていく。一方で、退官間近の窓際警部と新人刑事もまた、独自に死神を追い始めていた…。第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。これはもう、B級映画好きにはたまらない話だと思うよ。フラグが立つとか立たないとか、実に、今時って感じるな。個人的には、掛け合い的なセリフ回しと、出てくるキャラクターも際立ってて・・・(笑)本宮先輩って人が、完璧すぎる。見た目はチビだけど、頭も切れる(東大卒)、天才資産家(総資産が百億以上)、スポーツ万能、喧嘩が強い。怖いモノなし、そして、何故か首にかけてるハーモニカ。なんだよぉ!っと突っ込み入れたい。死神と呼ばれる殺し屋の殺し方も、一つクリアすれば次へ次へと転がるように待ち構えてる。ピタゴラス一致みたいな。事故死にしか見えないように完璧に出来てるシナリオ。殺されるターゲットは、幾つも用意されてるシナリオに偶然足を踏み入れたようなもの。んー、殺し屋になりたいって夢は男性のロマンらしいですよ(作中に書いてありました)最後がボヤーッと終わるのもB級っポイです。映画み終わったのと、読後の気持ちが近い。余韻ない、すぱっと終わる(褒めてます)。「失踪トロピカル 」って奴も読んでみたいな、メモメモ。次々に迫り来る事件と事実。国分が最後に見た彼女の姿は…。驚愕のノンストップスリラー! PR