角田光代/三面記事小説 角田光代さんの「三面記事小説」読みました!単行本の表紙。 文庫本の表紙。 内容は、「私は殺人を依頼しました。恋人の妻を殺してほしいと頼みました」誰もが滑り落ちるかもしれない、三面記事の向こうの世界。なぜ、姉夫婦の家はバリケードのようになってしまったのか?妻の殺害をネットで依頼した愛人の心の軌跡とは。直木賞作家が事件記事に触発されてうみだした、六つの短篇小説。感想は、一言で言っちゃえば、怖かった。この本は、先日猫好きの本好き仲間と集まってやった「本の交換会」(1人二冊本を持ち寄って簡単なプレゼンの後、それぞれ読みたい本を二冊持ち帰る)で、ふくさんからもらってきた本です。そのとき、ふくさんが言ってた「いかに普通の人が犯罪を犯してしまうのか」ってのが、実に利いていて、ストーリーを読んでる間、ホント、どの人物も犯罪を犯してしまわなそうな人ばかりが出てきて、世の中に溢れてる事件ってのは、一般の人がやってるんだなって、忘れがちな事を強く印象づけられる。私もこうなってしまう可能性を持っているんだなって思うと、余計に怖い。最後に、この本を読む人は、各タイトル(本には6本の話有り)に、実際に新聞に載った切り抜きが乗っているので、ソレはストーリーのネタバレになるので、読む人は飛ばして、先に中身を読んでみてね^^!これは、この本をオススメしてくれた、ふくさんからのアドバイスでもあるよ☆ PR