薬丸 岳/刑事のまなざし 薬丸 岳さんの「刑事のまなざし」を読みました!ちょうどのタイミングで、今期の月曜ミステリードラマの原作なんですね。たまたま古本屋さんで見つけて、「おっ!薬丸さんの本あるじゃん!」っと、買ったので、新聞を見て、驚きました。さてさて、本の感想を。単行本表紙。 文庫本表紙。 内容は、ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。感想というか、一言。「やっぱり、薬丸さんは長編が良い!!!」と、強く思いました。「天使のナイフ」を読んだ時のおぉぉぉ!!!っと、震える位のワクワク感が短編だと、いかしきれない。終わりが早いから、提示された内容(事件解決までの道筋)も少し薄く感じます。(コレは仕方の無い事なんだけど;;)「ココでヒントが隠されてたのか!!」と、なるような薬丸さんの作品にまた出会いたいです。あの時の感動があるからこそ、期待過多になって、物足りないんだろうなっとは思うんですが、また、あの刺激が欲しいんです><!!確かに、ドラマにするなら、作りやすそうな内容だし、沢山の興味を惹くような主人公の設定だとは・・・なんて、無粋な事を考えてしまいます(苦笑)。 PR