重松 清/青い鳥 重松 清さんの「青い鳥」を、久しぶりに読みなおしました!単行本表紙。 文庫本表紙。 内容は、村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒―後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。これは、もうね、うん。兎に角読んで欲しいと思う。泣いちゃう。私は先生って存在が大っ嫌いなんだけど(最近はそうでもない)、こんな先生欲しい。実際は、こんな先生いないんだろうなって思うけど(この辺が歪んでる)、子供の事に真剣に向き合ってくれる人が欲しい。重松清さんの作品は、言葉にできない良さがあると言うか、読み手の心に直接ジンワリ届く言葉が詰まってるように思う。自分の、伝える力がないから「言葉にならない」のかもしれないけど、ホント、素敵だなって思う。私はもう、中学生ではないけど、スゴく中学生になれるし、大人になって読んでも、主人公の村内先生の言葉がとても響く。映画もあるんだ。 PR