荻原 浩/ハードボイルド・エッグ 荻原 浩さんの「ハードボイルド・エッグ」を、読み終わりました。文庫本の表紙。 内容は、中学の頃にフィリップ・マーロウのようなクールな探偵になることを心に決め、とうとう脱サラして事務所を開いた私。だが、来る依頼は動物の捜索ばかり。おまけにとんでもない婆さんを秘書に雇うはめになり…。感想は、最初、読むのつれぇ^^;って思ったけど、後半はリズムよく読めました。(謎が深まってきて、どうやって解決するのか!?っと食いついた)エンジンがかかるのが遅かったですね。でも、なんと言うか、パンチはない。気の利いた推理も、切れ味もない。主人公自体が、探偵という仕事をしているけど、動物探し大半、たまに浮気調査、な、仕事しかしてないから、過方がな行っちゃー仕方が無い!?(笑)あまり推理小説っぽく感じませんでしたねぇ。どちらかと言うより、人間ドラマっぽい?主人公が死体を見た時に吐いちゃって、親近感(?)なのは、スゴく沸くね。つか、こいつ、間抜け。ハードボイルドなのを目指しているけど、元来の格好わるい部分が隠せてない。カッコいいふりして、それが格好わるい^^;(ど、どんまい!)ちなみに、「サニーサイドエッグ」と、続編があるみたい。今回の8年後の話。 この本、何度も再版されてるけど、人気だったんかな?? PR