阿川佐和子(他40名)/アンソロジー お弁当 「アンソロジー お弁当」を読みました。参加作家一覧と、内容(コピペだよ)日本を代表する随筆家、小説家、文章家たちによる思い出や思いの詰まった「お弁当」についての随筆を集めた「アンソロジー お弁当。」読者の共感を得られるこどものころの思い出から、現在のお弁当事情まで、まるで幕の内弁当のようにさまざまなおかずが楽しめる、読んでおいしいアンソロジーです。7つの章からなる41個の「お弁当」ひとのお弁当は、いつも気になる。ぎっしり詰めた41篇【記憶のなかのお弁当】武田百合子 お弁当池部良 敗戦は日の丸弁当にあり立原えりか 母のいなりずし阿川佐和子 かつぶし弁当金井美恵子 白いご飯原田宗典 ウサギ林檎のこと林真理子 笑う弁当椎名誠 早弁の発作的追憶川本三郎 二段海苔と三色御飯の弁当【おんなのお弁当】江國香織 のり弁の日角田光代 弁当熱沢村貞子 私のお弁当木内昇 弁当三十六景宇野千代 弁当箱【ふれあうお弁当】華恵 弁当くん向田邦子 お弁当入江相政 お上のお弁当を食べた話洲之内徹 <ほっかほっか弁当>他 抄【おとこのお弁当】阿川弘之 弁当恋しや南伸坊 お弁当八代目坂東三津五郎 弁当山本周五郎 暗がりの弁当【だれかを思うお弁当】よしもとばなな ケンタロウ大好き! 酒井順子 お弁当・・・・無責任時代の象徴白石公子 姉のおにぎり池波志乃 赤いアルマイトのお弁当箱【おにぎり・おむすび弁当】野上彌生子 むすび吉川英治 母の掌の味筒井ともみ 手のひらに抱かれた米穂村弘 かっこいいおにぎり杉浦日向子 おにぎりころりん高濱虚子 贈物幸田文 おにぎり抄【移動するお弁当】東海林さだお 空弁体験記泉昌之 夜行吉村昭 駅弁吉田健一 信越線長岡駅の弁当池波正太郎 弁当(B)中坊公平 シューマイ弁当 背負ったものを、切り落とし獅子文六 汽車弁当内田百けん 無塩の握り飯 鹿児島阿房列車後章より感想は、色々な話があるんだけど、好きだった一文を「おにぎりもまた一様なものではない。試しに我が家のお勝手いる面々にやらせてみると、女房の握るおにぎり、おばちゃんのおにぎり、女中のおにぎり、皆加減が違うし、味も違う。おかしい事には、各々の顔や性格のように、形までが違っている。」個人的に、このアンソロジーは、ご飯を作るのが大好きな人と、あと、つくらなくても少々年配の方が懐かしむように楽しめる内容なんじゃないかと思いました。 PR