コチラは、サタカの日常的なブログです。
    イラスト作品・告知等は、 ねむくない(イラストサイト)へ、どうぞ!

 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

中村文則/銃

中村文則さんの「銃」を読み終わりました。
中村さんの本は最近ハードカバーで出た「掏摸(すり)」って本が読んでみたいなって思ったけど、やっぱ、知らない作者さんの本をいきなりハードで買う勇気がなかったので文庫本で出ていたデビュー作を先に読んでみました。
結果的を先に言うと、他の本も読んでみよう!って思いました。

本の感想。
この本は、主人公が無意識と言うか、世間に全く無関心で人間味が無くて怖い話でした。
たいてい、どの本を読んでも人物は何か自分の信念が有り(理由)、それに向かうために行動する。
思う事、考える事で動くのに主人公は銃を拾った事で銃を中心に。
銃に突き動かされるように生活しています。
感情も無く毎日が過ぎて行く。
満たされるのは銃を磨いたり眺めている時だけ。
あまり容姿に付いての話は無かったのですが、読んでる感じでは主人公の子は持てない訳も無く、付き合いもある。
とにかく、怖い人でした。
人って言っていいの?って思っちゃうくらい。
それが普通なの?一般的?っと逆に考えちゃうぐらい最後まで感情が見えません。
最後は言い終わり方でないです。
後味は超悪いです。
読み始めたぐらいの時は、感情移入出来なくて無理無理読んだけど、最後の方はそんな事無かった。

感想を書くべく作者のHPを見たのですが、ハードで銃を買うと1400円。文庫は380円。
ハードは2003年発行なので見つからないかも、文庫も2006年発行なので古本屋とかも置いてあるかもね!
PR