岡本太郎/自分の中に毒を持て 岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て-あなたは”常識人間”を捨てられるか」を読みました。いつも、物語を読んでいるので、思想(?)を記した本を読むのはほぼ初めてです。項目がわかれ、その中でも細かく、多方面から同テーマのモノを集めた感じ。愛のことに書いてあるもの意外はどれも感慨深く面白かったです。ホント、愛のページは全く面白くなかった。(個人的な事です)何故か解らないけど、普段本を読んでる時はどの辺りの行まで読んだか覚えてるのに全然覚えてなくて同じ所を何度も読んで「あれ?これ読んだ所じゃん」ってのが多々有りました。んで、何となく気に入ったのは「人間の生命、生きると言う営みは本来、無条件で無目的であるはずだ。何のためにこの世に来たのか。そして生き続けているのか。本当を言えば、誰も知らない。本来生きる事、死ぬ事の絶対感が有るだけなのだ」って所。なんて、そのまんま!でも、そのまんまの事が理解出来ないのが私なんだと痛感しました。沢山の事に悩んだって結局、答えを知る人なんて居ないし、自分で決定していかないとね。好奇心だけで進んでも良いんかなーって思った。前に、私はどんな状況でもモノを楽しめる素質が有ると勝手に決め込んだ事がある。実際は、生活の中に詰まらなさを感じる事の方が多い。でも、新しい刺激が欲しいからなんだ、向かっていかなきゃって強く思いました。この本を読んで、自分の普通さと不器用さ、世間体にとらわれてる自分が見えた気がします。岡本さんみたいにはならんけど、何かのきっかけになれば◎ PR