伊藤たかみ/誰かと暮らすということ 伊藤たかみさんの「誰かと暮らすということ」を読み終わりました。単行本の表紙。内容は、当たり前の幸せは、当たり前そうに見えれば見えるほど手に入れにくいものなのです。うまく気持ちを伝えられない不器用な男女、倒産寸前の店を抱える夫婦、離婚してひとり暮らしを始めた女性…ひとつの町に浮かび上がる、著者新境地のハートウォーミング・ストーリー。この本は中々よかった。じんわりと心が温かくなる話たちでした。上手く気持ちを伝えれない不器用な男女のはなしで、男性が女性に「芋虫色」が好きだよねっというところがあって、女性はそれを喜んでいいのかわからないけど(芋虫って表現が嫌じゃん)、相手が自分の好みの色を見てるんだなってところは嬉しいってのがあるの。不器用だけど、真面目。レンタルショップで働く別の女性の話も良いのよ。タイトルから、ひとりでなく他者がいるって意識はあまりなく日常の一部で。よかったです。 PR