西 加奈子/きりこについて 西 加奈子さんの「きりこについて」読みました。文庫本の表紙。内容は、小学校の体育館裏で、きりこが見つけた黒猫ラムセス2世はとても賢くて、大きくなるにつれ人の言葉を覚えていった。両親の愛情を浴びて育ったきりこだったけれど、5年生の時、好きな男の子に「ぶす」と言われ、強いショックを受ける。悩んで引きこもる日々。やがて、きりこはラムセス2世に励まされ、外に出る決心をする。きりこが見つけた世の中でいちばん大切なこととは?感想は、私的に、スゴく怖かった本でした。なんだろう、表現が、情緒不安定にさせると言うか、心を乱す感じでした。文体なのかな??とかく、読み切った事への達成感が強い;;薄い本なんですが、苦しかったです。傷ついてる所にわざと塩をぬるような感じの本でした、苦しい。 PR