大崎 善生/聖の青春 大崎 善生さんの「聖の青春」を、読みました。文庫本の表紙。※ こちら、講談社文庫の表紙です。映画化もあり、色々な表紙があります。内容は、純粋さの塊のような生き方と、ありあまる将棋への情熱―重い腎臓病を抱えながら将棋界に入門、名人を目指し最高峰のリーグ「A級」での奮闘のさなか、29年の生涯を終えた天才棋士村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の歩んだ道を、師匠森信雄七段との師弟愛、羽生善治名人らライバルたちとの友情、そして一番近くから彼を支えた家族を通して描く、哀哭のノンフィクション。第13回新潮学芸賞受賞。感想は、実は、映画化をしり、興味がわいて、「絶対に観る!」っと、思っていたのですが、時間を見つけれず、気付けば映画は上映終了・・・。なので、映像では、またDVD等になったら観るとして、本から先に読んでみました。村山聖さんの話ですが、とにかく、全力でとても不器用でありながらもかっこ良かったです。正直、色んな意味で生きづらい人生だったと思いますが、その真っ直ぐさが、人の心を打つんだろうなっと思いました。作中にも沢山の方に支えられ、沢山のことに挑み続ける姿勢が、素敵でした。29歳の人生、私は、この本を読み終わったのは、30歳でした。今まで、こんなにも全力で何かをやったことあるのかな?っと、自分を振り返ってしまいます。状況や、性格等もあるでしょうが、一人一人頑張る度合いってのは、違います。私の頑張りは他の方から見て、足りてるのか足りてないのか?「頑張れば良い」なんてのは、あるようでないのです。やってる/やってないは、必要だけど、やったからといって、結果には繋がらないんですよね。だけど、この本を読み、村山さんは、名人になることを目指し、全力。病気で思うように動かないからだと、将棋で勝ちたいと思う心がぶつかって、どうしようもないことなんでしょうが、それでも、乗り越え、時間が無いと焦りながらも、自暴自棄にならず、真っ直ぐに目指しています。自分も、芯を持って、頑張って行きたいって、強く思いました。ちなみに、映画の予告編を。 PR