伊坂幸太郎/夜の国のクーパー 伊坂幸太郎さんの「夜の国のクーパー」読みました。単行本の表紙。 内容は、この国は戦争に負けたのだそうだ。占領軍の先発隊がやってきて、町の人間はそわそわ、おどおどしている。はるか昔にも鉄国に負けたらしいけれど、戦争に負けるのがどういうことなのか、町の人間は経験がないからわからない。人間より寿命が短いのだから、猫の僕だって当然わからない――。これは猫と戦争と、そして何より、世界の理のおはなし。感想としては、発売した頃には既に手元にあったのに、なかなか読めなかった小説です。伊坂さんの作品は好きなんですが、なかなか手を出せず、最初、読みづらいかなぁ〜っと、「読むぞ、読むぞ」と思う割りには手を出せてませんでした^^;本を最近あまり読んでいなかったせいも有るんでしょうが・・・。猫好きなので、猫が語り手に居るってのはかなりポイント高かったです。猫の尻尾の部分とかも良かったなぁ◎あと、お気に入りなのは、妻に浮気をされて凹んでる人が、銃で撃たれて貧血になる所ですね。んー、この面白さは読んでない人には分からないかな(笑)。伊坂さん作品にしては、他の作品とのリンクの無い、この一冊で楽しめる本でした。もう少し薄かったら気軽にお薦めできるのに、おしい〜!最後に、猫と人間、お喋りできたら良いのにね。 PR