辻村深月/ぼくのメジャースプーン 辻村深月さんの「ぼくのメジャースプーン」を、読みました。文庫本の表紙。内容は、ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に1度だけ。これはぼくの闘いだ。感想は、メジャースプーン、実は、読むの二度目です。前回のとき感想を書かなかったんだなっと、今見返して、シミジミしてます。この本の中で起こる陰惨な事件や、事件をキッカケに変わってしまった事、痛い。スゴく痛いけど、私はこの本が好きで、また読みました。あまり何度おも同じ本を読まない私だけど、自分を見るのにも、自分に接してくれる周りの事を考えるにもとても良い本に思えます。主人公の強さ、弱さ、未熟さ、どれもこれも・・・。また読みます。あと、この本は言葉としてとても面白い。ちょっとした言葉の順序とかで関係が変わるんだって。些細な言葉選びで相手に伝わる言葉が違うように。伝わるって、すごいなって。伝わらないのも当たり前かなって。所で、私は、本の中に出てくる先生が好きです。怖いんだけどね。 PR